三鷹青年会議所

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「誰が為」
~真のALL三鷹の実現に向けて~


理事長所信


三鷹青年会議所 第48代理事長

誰が為

~真のALL三鷹の実現に向けて~

あなたが『あなた』でいてくれること。
わたしが『わたし』でいれること。
今、ここでこうして『呼吸』をしていること。
すべてが有難き一瞬の連続であるということ・・・。

あなたにとって本当に大切なひとは誰ですか。
あなたにとって本当に大切なものは何ですか。

大切なひとが「わらって」いてくれるために…
大切な何かを「いつくしむ」ために…

私は私の一瞬に命を尽くしたい。

(はじめに)
「市民と共に考え 共に行動しよう」
これは、三鷹青年会議所設立当初の創始の想いであります。
このまちの明るい豊かな社会の実現を目指して今日に至るまで本気で考え、本気で行動してきた先輩たちの歴史が、今ここにあります。
はじめに三鷹青年会議所、設立当初の熱き想いを胸にこれまで数々の運動を展開してこられた偉大なる諸先輩方に敬意を表しますと共に、47年もの長きに亘り、当会の趣旨をご理解いただき、継続的にご支援・ご協力を賜っております皆様、お一人お一人に改めまして感謝を申し上げます。

(三鷹青年会議所)
私が三鷹青年会議所という存在に出会ったのは私がまだ30歳になる手前、私の最も敬愛する先輩に誘われたのがきっかけでした。
たまたま別の団体で行った知覧特攻平和記念会館で特攻隊員の最後の手紙を読み、彼らの命を賭してまで郷を想う気持ちに衝撃を受けた私に、こういった想いを本気で受け止め、それを次代に残していこうとしている人々の存在を教えて頂きました。
そういった想いに感銘をうけつつも、当時の私はまだ、決断が出来ずに入会を先送りにしていました。

それから何年か経ってから起こった3月11日の東日本大震災。そこで私は、初めて青年会議所の人々と共に宮城県の石巻市に応援に向かい、本気でこの国の幸せを願う、人々の背中に、出会うこととなりました。

その時の青年会議所メンバーはあっという間に数千個のランドセルを東京中から集め、三鷹市や多くの関係団体の皆様と共に自らの危険を顧みることなく、被災地に向かっていきました。当時、私はまだメンバーではありませんでしたが、その物資輸送のお手伝いをさせて頂くべく、共に現地に向かいました。
現地に着いた私が見た光景は、毎日のようにテレビで見ている光景でありながらも、それを通したものとは、全く違うものであったことを今もなお、はっきり記憶しております。
道路に打ち上げられた数々の漁船、様々なものが流れ着き、放置された結果についた腐敗臭、その地に暮らす人々の悲しげな顔…。
そんな現実を目の当たりにしたとき、自分の無力さを知りました。なんのためにその場に行ったのかすら、わからなくなっていました。
そんな私の目に、現地の青年会議所メンバーと三鷹の青年会議所メンバーが無言のまま、目に涙を浮かべてガッチリと手を握りあっている姿が飛び込んできました。
現地のメンバーはその後私たちに、「あなた達が、この時期に、この場所にいてくれることが本当に嬉しい。ありがとうございます。」そのように言ってくれました。
何が出来るわけでもない。ただただ、大切な友を憂い、話をするためだけに現地に向かう。そんな行動が彼らに力を与え、まちを蘇らせるための原動力になるのだという事をその時に勉強しました。
そんな青年会議所メンバーを見た時に、私もみんなと一緒に何かをしたい。そのように考え、三鷹青年会議所の門をたたきました。

(まちづくり)
青年会議所の運動とは『誰が為』に行うものであるのか。
自らの周りを少しでも幸せにしたい。
自らの大切な何かを護りたい。
自らのまちの人が笑って生きることのできる、そんなまちにしたい。
そのような想いから生まれた運動こそが青年会議所運動の根幹であると私は考えています。
では、「まちづくり」とはなんであるのか。
毎日毎日、一所懸命に問題と向かい合い、失敗を繰り返し、時には立ち止まり、10年先、20年先に振り返った時にほんの少しだけ【いいまち】になっている。そういうことであると私は思うのです。

三鷹青年会議所ではこれまで様々な問題に向き合い、一つでも多くの笑顔を作るために47年間、運動を展開してまいりました。
27年前に世界平和を願い、世界の人々との交流を通して社会をよくしたいという想いから始められた「三鷹国際交流フェスティバル」、34年もの間、三鷹の子ども達の健全な成長を願い、継続的に開催されてきた「わんぱく相撲三鷹場所」。
これらの事業は、私たちの先輩が当時の問題と本気で向かい合い、考え、時には失敗をしながらも、このまちの未来を想い、作り上げ、今を生きる我々がその想いを継承し、続けている事業であります。そしてこれらの事業こそが長い年月をかけ、まちに大きなうねりを起こし、少しずつ、でも着実に【いいまち】に向かう大きな要因になっていると私は思うのです。このまちを愛する一人として、このまちの未来を想う一人として、先輩たちがそうしてきたように、私たちが今の時代に求められる新たな問題と向かい合い、真剣に考え、失敗を恐れずに行動する。その連続が10年先、20年先の三鷹を創っていくのだと信じて。

(ひとづくり)
青年会議所の運動とは『誰が為』に行うものであるのか。
私はこの6年、自分なりに真剣に考え続けてきました。
先述の通り、青年会議所は、明るい豊かな社会の実現を目指して運動を展開している団体であります。しかしながら、我々はまだ40歳にも満たない若輩者の集まりであり、経験も浅く、一人ひとりの力は決して大きくありません。
では、経験豊富な先輩達に負けない、数少ない私たちの武器とは一体、何であるのか。それは、ひとを想う、まちを想う、青臭いかもしれませんが理想を語る情熱であると私は考えています。
一人ひとりに出来ることは、限られているかもしれません。ただ、一人ひとりが本気で考え、本気で行動したとき、そのエネルギーは隣の人の心をノックし、輪が広がり、大きなうねりとなって物事を必ずいい方向に動かしていくのだと思います。
私たちに出来ること…それは、隣にいる人の心をノックしてノックして、ノックし続けることであるのだと私は思うのです。私たちのノックによって開かれた心の扉がひとを育み、まちを育てることにつながるのだと信じて…。
三鷹青年会議所では一人でも多くの人の心をノックし、今の時代の問題に本気で向かい合い、本気で考え、行動できる仲間を増やしていきます。

(第46回東京ブロック大会三鷹大会)
本年、三鷹青年会議所は44年ぶりとなる東京ブロック大会を三鷹にて行う予定でおります。東京ブロック大会とは東京中に存在する各地の青年会議所メンバーが一堂に会し、年に一度、青年会議所の運動発信を東京都民にむけて広く行う、非常に大きな大会であり、この大会を三鷹という私たちのまちで行えることに誇りを感じ、覚悟を持ってALL三鷹で今日まで準備を進めてまいりました。

私はこの大いなる運動発信を本当の意味でALL三鷹で行うため、三鷹という土地に根差し、様々な形で運動を展開されている多くの関係諸団体の皆様と共に実現したいと考えており、現在、様々な皆様に協力要請をさせて頂いているところであります。
今大会は本年4月1日に竣工を予定しております「三鷹中央防災公園・元気創造プラザ」にて行います。
この地は44年前に行われた第2回東京ブロック大会の会場でもあり、3.11の際には東京中の支援物資が集積された、我々にとっても非常に思い入れのある土地であります。その場所がこの度、中央防災公園として生まれ変わり、私たちの運動を発信できるということに喜びを感じ、必ず成功させるという想いを三鷹青年会議所メンバー一同で共有し、現在、成功に向けて邁進しています。

今大会のテーマを私たちは『防災』に据えました。

皆さんは『防災』という言葉を耳にした際にどのような印象をおもちになるでしょうか。この大会を本気で考えるまでの私にとって、それは「有事の際」の言葉でありました。しかし、本当の意味の防災とは本当に有事の際の言葉なのでしょうか。

「目に見えないモノ」を大切にするという日本人特有の価値観こそが、当たり前のように過ぎていく日々の生活の中での周りとのかかわりこそが、『防災』であると今の私は考えています。
近所の子ども達が、朝学校に向かう際にかける「おはよう。いってらっしゃい。」の一言、近所のお年寄りと道ですれ違った際に交わす「こんにちは。いい天気ですね。」の挨拶、これらの言葉こそが『防災』であると私は考えます。

私が大好きな幼稚園ではお父さんのための懇談会を幼稚園側で企画し、行ってくれています。そこには多少のお酒も出てお父さんたちが本音で話をし、子育てや地域を盛り上げることに関する様々なアイデアが生まれてきます。そして、こんな関係性こそが『防災』の原点でないかと私は思うのです。
「そうま君のお父さん」ではなく、「吉野さんの子どものそうまくん」とわかる関係性があればこそ、その子達が間違った行いをした際に大人が責任をもって叱ってあげられる環境になると信じています。まさに昔の長屋の文化こそが、『防災』の原点ではないでしょうか。そして、この連帯感が何かの時に、まちを護り、私たちの大切な人を護るのです。

私たちは、この『防災』という概念を三鷹市民を中心とした東京都民に理解して頂くべく、まずはこの三鷹市がモデルケースとなるために東京ブロック大会三鷹大会をALL三鷹の力で必ずや成功に導きます。

(おわりに)
『誰が為 ~真のALL三鷹の実現に向けて~』
これは、本年のスローガンであります。

この『誰が為』は「誰が為に鐘は鳴る」という詩からとっています。

私たち人間は、1人で海にぽっかりと浮かぶ孤島ではなく、全員がつながった大陸なのだと作者は言います。友達が亡くなれば、あなたの大切な一部がなくなるのと同様に、見ず知らずの人の死であっても、あなたは何かを失っている、だから…と、詩は続きます。

ゆえに問うなかれ 誰がために鐘は鳴るやと。それは汝がために鳴るなれば

だから、誰の為に鐘は鳴っているのだろうなんて、聞くのはおやめなさい。
その鐘はあなたの為になっているのですから。

私たちは一人で生きているのではなく、多くの方の支えの下に生かされているのです。
そのつながりをしっかりと意識し、『真のALL三鷹の実現』に向けて2017年度、38名のメンバーと共に、全身全霊をもって一年間、邁進してまいることをお約束申し上げ、所信に代えさせて頂きます。

あなたにとって本当に大切なひとは誰ですか。
あなたにとって本当に大切なものは何ですか。

大切なひとが「わらって」いてくれるために…
大切な何かを「いつくしむ」ために…

私は私の一瞬に命を尽くしたい。

一年間、どうぞ、よろしくお願い致します。