理事長挨拶

  • 第55代 理事長宮崎 祐輔

“最高” 絆でつむぐ夢への懸け橋

 三鷹青年会議所 2024年度理事長所信
“最高” 絆でつむぐ夢への懸け橋

【私が受け継いだ“想い”】
「おもしろいことをやろう。ワクワクしてきたね。」
そう先輩に言われて始まった私のJC人生。どんなに大変な時があっても、今しかないこの時間を楽しまなきゃウソになる。
私自身がこの1年を一番楽しんでいきたいと思っています。今まで関わってきた先輩方も、そうやって目を輝かせていました。思い出話をきらきらした笑顔で語っていました。先輩方は、この街やこの街に関わる人のために考え、仲間のために努力し、何より楽しんでいた。それは単に楽して楽しむとは違います。三鷹がどうしたらおもしろくなるのか考え、三鷹がおもしろくなるまでひたすら動く。本気でやっているからこそ、おもしろくなっていく。そうして三鷹に対する想いがだんだんと強くなっていく。その形は毎年きっと少しずつ変わっていく。
「形なんか変わってもいい。」「今の現役がやりたいことを全力でやろう。」
そう言いながら、現役の”今”を想ってくれた先輩方。先輩方もその年その年に掲げた目標を全力で考え抜き、行動し、走り抜けていったはずです。仕事も年齢も全く違うメンバーが、仲間と共に何度も集まり、三鷹の街を想う気持ちの強さをもって行動する。仕事と家族とJCと。2足も3足もわらじをはいて、きっと大変な夜もあったことでしょう。それでもワクワクしてきたね、と言う。そしてみんな全力で担ぎ上げる。挫けそうな気持ちがよぎるたびに想いが支えになってくれる。
想いの力の強さが、私が受け継いでいくべき三鷹青年会議所の力です。

【三鷹青年会議所の55周年】
三鷹青年会議所の55周年とは何なのか。三鷹青年会議所とは何なのか。
三鷹青年会議所の創立宣言文には、以下の様にあります。

三鷹青年会議所 創立宣言文
「激動する世界にあって我が国は驚異的な発展を遂げてきたが、今や1970年代を目前にして全ての点において新しい時代を迎えようとしている。この時にあたって、現代日本社会の青年指導者に対する期待は非常に大いなるものがある。今こそ、我々は社会の期待を担って『立ち上がり、提言し、行動すべき時がきた』と確信するものである。本日、茲に我々は『青年としての英知と勇気と情熱をもって明るい豊かな社会を築きあげよう』1969年11月9日」

あれから55年。今の三鷹青年会議所にも”想い”は受け継がれています。私の考える三鷹青年会議所は、三鷹のことを想い、三鷹のための想いをのせて動き出す舞台装置です。そして私の考える周年の使命は、想いをのせるための舞台を未来につなぐことです。55年受け継いできたその想いと、仲間たちをつなぐバトンリレーこそが三鷹青年会議所の60周年、70周年、そして100周年へと引き継がれる、そう私は信じています。

【55年目の例会事業】
三鷹青年会議所は本年、対外事業として継続事業と周年事業を行います。継続事業は「ひとづくり」と「まちづくり」を主眼に今まで構築されてきた、わんぱく相撲三鷹場所、みたか国際交流フェスティバル、みたかわんぱくスポーツDAYの3つです。三鷹市行政や関係諸団体とともにつないできたこれらの事業は、三鷹の子供たちや三鷹市民に愛され、今でも三鷹青年会議所の主要事業となっています。この3つの事業は若き青年会議所メンバーにとって自身の成長を実感し、街への感謝を発信できる最高の舞台であり、三鷹青年会議所の後輩たちのために未来につないでいく必要があると考えます。そして本年は周年事業を実施します。これからも三鷹の地で活躍するリーダーを輩出していくために、三鷹の子供たちのリーダーシップを育て、未来のリーダーを育てる事業を行います。
人を育てるためには、まず我々1人1人がリーダーとして成長していく必要があります。今年の上半期は自分自身の成長とともに過ごし、その経験を糧に下半期に周年事業を行います。

【三鷹青年会議所のリーダー】
リーダーとはどんな存在でしょうか。本来、リーダーとは夢を語り、進むべき道を示し、仲間を導く存在です。青年会議所は日本を明るい豊かな社会にしたいという想いを持つメンバーの集まりです。1人1人の想いの強さが最高の夢をつくると私は考えます。その夢を形にするために仲間同士存分に語り合い、1人1人が夢を実現できるリーダーとなるべく修練を積んでいきます。仲間の夢を守るために必死になって走り続けるからこそ、気づいた時には未来の後輩たちを導けるリーダーとなっていくのです。真のリーダーとは、周りに対して目線を合わせ、背中を押す勇気と笑顔を生み出すことができる存在だと私は考えます。

【55年目のスローガン】
言葉にはちからがあります。それは人を巻き込むちからです。「市民と共に考え、共に行動しよう」これは三鷹青年会議所の創立当初に立てられたスローガンです。この言葉は我々三鷹青年会議所が市民と共に三鷹の地で歩み出すための大切な指針となったはずです。54年もの間、市民と共に成長してきた三鷹青年会議所ですが、時代と共に会員数は大きく減少しました。三鷹青年会議所は小さくない変化の時を迎えています。
2024年度、三鷹青年会議所は「“最高” 絆でつむぐ夢への懸け橋」のスローガンを元に、運動発信してまいります。今の会員は青年会議所としての経験も浅く、我々1人1人のちからは弱いかもしれません。しかしそれは大きな問題とは思いません。我々の心は燃えています。54年つないできた環境があります。会員全員でワクワクして歩み出せば、そこに共鳴して助けてくれる仲間が必ずいます。

【会員拡大】
何故青年会議所をやるのか。青年会議所のリーダーは、メンバーに発展と成長の機会を与えます。リーダーには必ずフォロワーとなる仲間が必要です。リーダー1人が気を吐いていても運動発信することはできません。仲間と共に人と街の笑顔をつくる団体になるためには、会員拡大をする必要があります。数はちからです。1人の主張は愚痴にしかなりません。10人集まればそれは意見になります。100人集まれば意思となり運動となっていくのです。どんなに我々が発信しても、それが人の気持ちを打つものでなければ、協力は得られません。我々は入会の浅いメンバーが多くいますが、入会年度は関係なく、その時その時で会員が仲間を想い、街のために活躍してくれることを私は願っています。

【専務室・夢づくり委員会・絆つむぎ委員会】
次に我々の組織についてです。

<専務室>
昨年度、三鷹青年会議所は再建を掲げました。これは継続が必要です。本当の再建とは、ただ形を取り戻すことではないと考えます。型をなぞることが再建ではなく、想いをのせて柔軟に変化すること。変化を許容するために形を作り直すこと。その礎を専務室が担います。

<夢づくり委員会>
子どもたちの笑顔を想える会員であってほしい。子どもたちに夢を与えるリーダーとして委員会が成長してほしい。そのために先輩方から受け継いできた事業を中心とした例会を夢づくり委員会が担います。

<絆つむぎ委員会>
仲間のことを想える会員であってほしい。仲間との絆をつくるために何が必要かを考えるリーダーとして委員会が成長してほしい。その先にある関係諸団体との絆をより深めていけるように。そのために必要な例会を柔軟に考えていくことを絆つむぎ委員会が担います。

全くやったことがないこともあるでしょう。そんなときは100点満点中、1点でも取りに行こう。行動する勇気を三鷹青年会議所が買います。

【最高の1年】
三鷹JCに関わってくれる人たちを好きになろう。
三鷹JCが偉大だから仲良くなるのではない。
三鷹JCで夢を見るから三鷹が偉大になっていく。
自分が何者であるかを知ろうとするのはやめよう。そうではなく、何者になりたいかを考え、そうなろうと決意して努力しよう。つなぐ心がぼくらの力。勇気を出して踏み出せば、気づけば後ろには足跡が増えていく。僕らの前に道はない。僕らの後ろに道はできる。未来は自らの手でつくりあげよう。勇気を出して行動した結果なら、どんな結末も受け入れよう。
想像してみよう。絆をつむぐ仲間たちの最高の笑顔を。
想像してみよう。夢への懸け橋をつくりあげる自分たちの最高の姿を。
この手につかもう。未来の最高の自分を。
絆でつむがれた夢への懸け橋の先には、子供たちの最高の笑顔があふれている。 仲間たちよ。さぁ行こう!

【最後に】
先輩諸兄姉が守ってこられた三鷹青年会議所に、様々な経験をさせていただきました。次は私たちが未来の後輩に三鷹青年会議所をつないでいきます。
伝統ある三鷹青年会議所の誇りと感謝を胸に、皆様と共に共鳴し挑戦し続け、未来につないでまいります。今後とも何卒ご支援ご協力いただけますようお願い申し上げます。

第55代 理事長
宮崎 祐輔

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