理事長挨拶

  • 第53代 理事長谷川 光太郎

 三鷹青年会議所2022年度 理事長所信
未来につなぐ

Imagination is everything. It’s the preview of life’s coming attraction.
想像力が全てである。この先起こる魅力的な出来事の序章なのだから。
アルバートアインシュタインの言葉です。
2019年末から2021年末までの約2年間、人類は1ミクロンにも満たないウィルスに大きく右往左往させられました。社会も経済も生活までも大きな打撃を受けました。今もなお、世界各地で猛威をふるい続けています。
しかし、人は未来を想像することができる。それによって、行動を変化させ、状況に応じて対応していくことができる。
三鷹青年会議所もまた、昨年、一昨年と対外事業の中止や延期、オンラインでの会議など様々な変化をし続けてきました。
組織もまた、人と同じように未来を想像し、行動を変化していくことで、環境に適応していくことができる。
未来を想像し、行動につなげていくことが、今、まさに我々に求められていることであると考えます。

【青年会議所との出会いまで】
私は三鷹生まれでも三鷹育ちでもありません。
北海道の札幌に生まれ、父の仕事の関係で、3か月で神戸に引っ越し、4歳の時に東京の杉並に移り住みました。19歳の時に三鷹に引っ越してきてから、約20年、三鷹の地でお世話になってきました。
私は大学時代、物理学を学ぶ傍ら、別の奉仕団体に所属しておりました。渋谷の地を中心とした奉仕活動を行い、街の落書き消しを行ったり、障碍者児童のボランティアを行ったり、様々な活動を行ってきました。その中でも、私に大きな変化をもたらしたのは、やはり2011年3月11日に発生した東日本大震災でした。
当時、私は偶然にも三重県に出かけている時に震災が発生しました。そのため、私自身は大きな揺れを感じていませんでした。テレビやインターネットで様々な情報が流れ、大きな衝撃を受けました。東京に戻り、すぐさま所属していた団体に現地に行くことを提案しましたが、様々な状況で動くことを許されませんでした。そこで、私は有志にカンパを募り、物資を買い込み、後輩一人を連れてレンタカーで、現地にすぐに入りました。泥のかきだしや廃棄する家財を運び出しなどの手伝いや、避難所を回り、わずかな物資を届けて回りました。その後、東京で現地ボランティアの必要性を伝えるために、青森から福島まで海岸沿いを車で走り回り写真の撮影をしてまわりました。東京に戻って所属していた団体に報告しましたが、実際に団体として動き始めたのは、震災発生から1年近くたってからとなりました。
現地に入ったとき、すでにいくつかの団体も現地に来ていました。しかし、残念ながら、夜中に酒盛りをしたり、バイクを乗り回したりしている団体もありました。
そんな中、ある市役所に立ち寄った際、大きなトラックが3台止まっていました。そこには「青年会議所」と書いてありました。私たちの所属していた団体は動かなかった、現地で酒盛りをしていた団体があった、それに比べて緊急時に統制のとれた青年会議所と言う団体は素直に素晴らしい、こんな団体こそが本当に必要とされるべき団体なのだと思ったのが、青年会議所との初めての出会いでした。

【三鷹青年会議所との出会い】
数年がたち、ある先輩に人手が足りないから手伝ってくれと言われ、元来、人づきあいが苦手な私は、「人と会うのは面倒だから嫌だよ」と断りました。先輩は「人とあまり会わないから」と言いながら、市役所近くの一室に連れてこられました。部屋にはノートパソコンとプリンタが置いてあり、これを印刷してくれと表彰状を渡され、ただ印刷をしていました。三鷹青年会議所が主催していた「わんぱく相撲三鷹場所」の表彰状の印刷という出会いが三鷹青年会議所と私の出会いでした。
終わり間際に、部屋から出ると、子供たちの笑顔と真剣に相撲をとっている姿が見え、「なるほど人のために日の当たる所だけじゃなくて、影のことも自分たちでやる団体なんだなぁ」という印象を持ったことを覚えています。
2015年の6月に入会し、今日まで様々な事業に関わらせて頂き、様々な役職も経験させて頂きました。事業の構築にあたり議論を重ね、時には深夜に怒号が飛び交うことほど白熱したこともありました。入会してから多くの経験を三鷹青年会議所にさせて頂いたという思いがあります。

【2022年のスローガン】
2022年、三鷹青年会議所は「未来につなぐ」というスローガンのもと事業を行ってまいります。
このスローガンには大きく2つの意味があります。
一つは「未来の三鷹青年会議所につなぐ」ということです。残念ながら、本年会員数15名という非常に少ない人数でのスタートとなりました。私は様々な経験をさせて頂いた、三鷹青年会議所を未来の後輩のために残したいと強く思っています。10年後、20年後のまだ見ぬ後輩が、我々がさせて頂いたように、様々な事業を行える環境を残すことが、今の私達、三鷹青年会議所の現役会員が守るべきものだと私は考えます。
そして、もう一つが「未来の三鷹につなぐ」ということ。
人は今いる環境を元に未来を想像します。30年前、スマホを片手に持ち歩く未来を想像し、宇宙旅行を想像し、電気や水素で走る自動車や空飛ぶ自動車を想像した、誰かがいたおかげで、現在の技術の進歩は起きています。この最新の技術の先にある未来は、我々三鷹青年会議所が作るわけではないと思っています。しかし、三鷹青年会議所は、誰かが未来を想像できる環境を作ることはできると考えます。
青年会議所は20歳から40歳まで、40歳を若いと呼ぶかどうかは疑問ですが、若い期間しか所属できません。この若い期間は「新しい技術や文化に飛び込んでいける」ということが一つの特徴だと考えています。三鷹が近未来都市になったらどんなに面白いだろうとワクワクしています。もちろん、青臭い夢物語です。ただ、青臭い夢物語だからこそ、青年会議所が、市民にも夢を見せることができると考えています。

【2022年の三鷹青年会議所】
本年、三鷹青年会議所は大きな変革を伴った運動を行います。連綿と続いてきた事業を終わらせるという意味ではありません。時代の変化に適応することが重要だと考えています。 中長期ビジョンの策定、継続事業のガイドラインの策定、例会の在り方、会員増強の新たな戦略。様々な角度で「背景・目的」から再度見直しを図ります。
「わんぱく相撲三鷹場所」「わんぱくスポーツDay」「国際交流フェスティバル」など継続してきた事業は、先輩諸氏が運動を続けられてきたからこそ、三鷹に根付き、多くの参加を頂く事業になっています。継続は力であり、今後、後輩たちが関わることができる機会を残すことも重要な意味を持つと考えています。
本年の三鷹青年会議所の事業は「未来」をひとつのテーマとして、全ての事業において「未来」を感じることができる事業を構築してまいります。参加していただく大人も子供も「未来」を部分的にでも体感することで、街づくりやスポーツや文化においても新しい「未来」につながると考えています。

【会員拡大について】
先に述べた通り、2022年は15名という非常に少ない人数でのスタートとなります。会員拡大は、急務であり、組織の存続にもかかわる重要な事項です。会員数を増やしていくことは、会員の魅力、事業の魅力、ひいては三鷹青年会議所の魅力につながり、好循環を生みます。
三鷹青年会議所を未来につなぐためにも、会員数30名を目標とし、その維持がしやすいような仕組みを作り上げていくことを目標とします。

【仲間と共に】
本年、「未来」をテーマに運動発信するにあたり、我々三鷹青年会議所の会員一人一人は、考えることを止めてはいけないと考えています。単なる想像ではなく、未来を想い描く必要があります。なぜ事業を行うのか、誰の為に行うのか、その事業がどんな未来を描いているのか、一つ一つ丁寧に、考え、行動し、そして巻き込んでいく。その先に初めて、意義も意味もある運動につながっていくと考えています。仲間と共に想像すること、仲間と共に行動してみることで、一人では思いもよらない、新しい扉を開くことができると確信しています。

【最後に】
先輩諸氏が守ってこられた三鷹青年会議所に、様々な経験をさせて頂きました。次は私たちが未来の後輩に様々な経験のできる三鷹青年会議所をつないでいきます。
伝統ある三鷹青年会議所の誇りと感謝を胸に、誰が為という思いと挑戦する覚悟を持って、仲間の絆を信じ、突き進んでまいります。
皆さんにとって未来はどんな姿でしょうか。三鷹青年会議所は本年、皆様と共に未来につないでいける運動発信をしてまいります。
今後とも何卒ご支援ご協力頂けますようお願い申し上げます。

第53代 理事長
谷川 光太郎

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